全体の流れ
当直から発生する時間外労働時間を自動で計算し、医師ごとの「月間時間外の上限」として自動生成に反映できます。病院ごとに計算式が異なるため、3つの設定を組み合わせます(「時間外の自動算出を有効にする」の切り替えはすぐ保存され、控除時間などの数字は、変えたあと画面の下に出る「保存する」で保存します。勤務の種類の休憩時間と医師ごとの上限は、それぞれのダイアログの「保存」で保存します)。
時間外の自動算出をオンにする
勤務の種類ごとに休憩時間を設定する
医師ごとに月間時間外の上限を設定する
①時間外の自動算出をオンにする
「設定」の「当直の時間外労働」で「時間外の自動算出を有効にする」をオンにします。続けて同じ画面の「翌日を休みにするときの控除時間」で、当直の翌日(本来は勤務日)を休みにする場合、その分を時間外から差し引く時間を設定します。病院の換算ルールに合わせた見積もりのための設定で、法令上の時間外の計算方法ではありません(法令上は、日をまたぐ勤務は始業した日の1日の労働として数えます)。
- 翌日が平日のとき/土曜のときで、それぞれ別の時間を設定できます。
- 翌日が日曜・祝日、または病院の営業日カレンダーで休業日にした日(土曜が祝日の場合を含む)は、もともと休みの日なので控除は0時間になります。
②勤務の種類ごとに休憩時間を設定する
「勤務の種類と担当者」で対象の種類を編集します(休憩時間などは、種類のダイアログの「詳しい設定」の中)。開始時刻から終了時刻までの時間(=拘束時間)から休憩時間を引いた分を、時間外として計算します。
- 休憩時間を時間外に含めたくない場合は休憩時間を入力し、含めてよい場合は空欄のままにします(空欄にした側は時間外の対象外になります)。
- 平日と休日で休憩時間を別々に設定できます。「翌日を休みにして控除する」もこの画面で設定します。
- 「当直の時間外労働」の「勤務1回あたりの時間外時間」の表は、結果を確かめるための表示専用です。設定を変えたいときは、表の「編集」から勤務の種類の編集画面を開けます。
③医師ごとに月間時間外の上限を設定する
「医師管理」の編集ダイアログや一括編集の表で、月の時間外上限(時間)を入力します。空欄なら上限なしです。
計算例
17時〜翌9時(拘束16時間)の当直で、休憩を時間外に含めない・「翌日を休みにして控除する」をオンにした場合(休憩0時間のとき):
| 平日当直+翌平日が休み | 時間外8時間 |
| 平日当直+翌日も休日 | 時間外16時間 |
| 休日当直+翌平日が休み | 時間外16時間 |
| 休日当直+翌日も休日 | 時間外24時間 |
勤務の種類ごとの設定の目安
| 当直 | 上の例のように休憩時間・翌日休の控除を設定します。 |
| 日直 | 休日に立つ勤務なので基本的に全部が時間外。休日側の休憩時間だけ設定し、「翌日を休みにして控除する」はオフ。 |
| オンコール | 待機を労働時間に算入しない前提なら休憩時間を空欄のまま(対象外)。呼び出された分は自動追跡されません。 |
確認方法・注意点
「負担統計」タブに医師別の「当月の時間外(h)/その医師の上限(h)」が表示され、上限超過は赤色で警告されます(分母は上限であって勤務総時間ではありません)。
当直の翌日が翌月にまたがる場合、その当直分の時間外は当直を行った日(開始日)の月にまとめて計上されます(時間外労働の上限を届け出る「36協定」の管理でも、月ごとに集計しやすい方式です)。病院独自の休業日・通常営業日・半日営業日は「病院の営業日カレンダー」で登録でき、時間外の自動算出のオン・オフに関わらずシフト作成・負担統計でも反映されます。
時間外の自動算出をオフ(はじめの状態)にしている間は、時間外の項目は表示されず従来どおりの動作になります。