医師管理でやりたいこと(当直・オンコール表)
ここでは「医師」を例に説明していますが、薬剤師・事務など当直・オンコール表を使う部署ではすべて同じ操作です(画面上の呼び方は部署の設定に合わせて変わります)。 2交代・3交代の交代制シフト(主に看護)をお使いの場合は看護・交代制シフトでやりたいことをご覧ください。
医師を新規追加したい
「医師管理」→「医師を追加」から設定します。氏名以外はすべて省略可能です。
| 氏名・月間上限回数 | 必須は氏名のみ |
| 担当できる勤務 | チェックボックスで選択 |
| 休み希望/当直希望/OC希望 | 曜日・特定日で指定 |
| NGペア/必須ペア | 後述の項目で設定 |
医師を削除したい
医師一覧の削除アイコンから削除できます。削除すると、その医師が入っていた割り当てはすべて「未割当」に戻ります(カレンダーや統計から医師そのものが消えるだけで、当直表自体は残ります)。
医師の表示順を変えたい
医師一覧の行の左端の持ち手(点が並んだ印)をドラッグ&ドロップすると並び順を変更できます。並び順はカレンダー・統計の表示順にも反映されます。
医師の上限回数(合計・当直・オンコール)を設定したい
医師一覧の編集ダイアログ、または「一括編集」の表から設定できます。上限は3種類あり、いずれも空欄にすると「上限なし(設定なし)」になります。
| 月間上限回数(合計) | 当直とオンコールを合わせた月の上限。空欄なら全体の上限なし。 |
| 当直上限 / オンコール上限 | それぞれ個別に月の上限を設定できます。立場(部長・中堅・専攻医など)で回数に傾斜をつけたいときに使います。空欄ならその上限なし。 |
「合計だけ」「カテゴリ別だけ」「両方」のいずれでも設定でき、自動生成時の制約として使われます。一覧では「今月の割当数 / 合計上限」が表示され、合計上限の超過時は赤色で警告されます。
当直の時間外労働を自動計算し、月の上限を設定したい
時間外の自動算出オン→休憩時間設定→医師ごとの上限設定の3ステップと、具体的な計算例を解説します。
祝日でも通常営業する日・半日だけ営業する日を設定したい
国の祝日カレンダーと自院の実際の休診日がずれる場合に、実態に合わせて上書きする方法を解説します。
医師の担当できる当直種別を変更したい
パソコンでは、医師一覧は1人1行の表で、勤務の種類ごとの列のマス(担当できれば色の付いた✓、できなければ灰色の線)を押すと、担当可能/不可をその場で切り替えられます。スマホでは、各医師に表示されている種類のバッジを押して切り替えます。編集ダイアログからまとめて変更することもできます。
新しい当直種別を作ったときに医師を1人ずつ設定し直すのは大変なので、種別の設定画面側から対象医師を一括選択する方法もあります。
医師の休み希望(曜日・特定日)を登録したい
編集ダイアログの「当直・オンコールなし希望」から、毎週の曜日(例:毎週土曜)と特定の日付(カレンダーで日を押して選ぶ。複数選べます)の両方を登録できます。自動作成では、この日にその医師を当直・オンコールに入れません。
「この日は特定の勤務の種類だけ休みたい/できるだけ避けたい」を登録したい(例:夜勤帯だけ休み、日勤帯は可)
編集ダイアログの「休み希望」の下部、「特定の勤務の種類だけ休みたい/避けたい日」から、日付を選び、勤務の種類(複数選択可)を選んで追加できます。上の「特定日付」の休み希望はその日を丸ごと休みにしますが、こちらは指定した勤務の種類だけを対象にし、ほかの勤務の種類への割り当ては引き続き検討されます。休日オンコールの日勤帯/夜勤帯を分けて運用している場合などに使えます。
追加時に、次の2つのモードを選べます。
| ×絶対 | その種別には絶対に割り当てません(従来どおり) |
| △できれば | できるだけ避けたい(努力目標)。人員が足りる限り避け、どうしても足りない場合だけ配置します。「指導医の手術日の前日は当直を避けたい」など、絶対ではない配慮に使えます。 |
日付を選ぶと、その医師が担当できる種別のうち、その日に実際に動くものだけが「日勤帯/夜勤帯」のグループに分かれて表示され、デフォルトで全てチェック済みになります(種別に時間帯タグを付けている場合)。「その日は基本的に全部休みたいが、一部の種別だけは対応できる」という場合はチェックを外し、逆に一部の種別だけ休みたい場合は「解除」してから必要な種別だけ選び直してください。追加済みの一覧は表示中の月の分だけ、× は紫・△ は黄色のバッジで表示されます。
医師の当直・OC希望を「絶対に入れる」設定にしたい
当直希望/OC希望にはそれぞれ「絶対」と「希望」の2つのモードがあります。
| 絶対 | その曜日・日付には必ず当該医師が割り当てられるよう自動生成が試みます(他の制約と矛盾する場合は割当が見つからないことがあります) |
| 希望 | 上限回数の範囲内で優先的に配慮される程度の弱い制約 |
一緒に組ませたくない医師(NGペア)を設定したい(枠を限定することも可能)
編集ダイアログの「NGペア(一緒に入れない医師)」から対象医師を選択します。指定した医師同士は同じ日に一緒に割り当てられなくなります。
各NGペアごとに、どの枠で一緒にしないかの適用範囲を選べます。
| 当直枠のみ | 2人とも当直枠のときだけ不可。片方がオンコールに回るのはOK |
| オンコール枠のみ | 2人ともオンコール枠のときだけ不可 |
| 同日は両方不可 | 同じ日に2人が一緒に割り当たること自体を不可にする(既定) |
例:1st当直と2nd当直を別々の種別として登録している場合、若手2名のNGペアを「当直枠のみ」にすると、その2名が1st・2ndの現場2人にはなりませんが、片方がオンコール(バックアップ)に回る形なら同じ日でもOKになります。NGペアは医師個人ごとの指定なので、年次ではなく個々の力量で「この2人は組ませない」という運用ができます。
必ず一緒に組ませたい医師(必須ペア)を設定したい
編集ダイアログの「必須ペア」で、一緒に入ってほしい相手を選びます(複数選んだときは、そのうち誰か1人)。自動作成では、その医師が入る日に、相手の誰かが同じ日の当直に入るよう組みます。当直の種類は違っていてもかまいません(研修医は「副直」、上級医は「主直」など)。日直とその夜の当直、当直とオンコールは、一緒に入っているとはみなしません。相手がいない日は、表で赤く知らせます。
研修医の当直を、指導医・上級医と一緒に入る形で組みたい
専用の画面は無く、次の設定を組み合わせます。
| 1. 当直の種類を分ける | 必要なら「主直」「副直」のように種別を分け、研修医は「副直」、指導医・上級医は「主直」を担当できるようにします(種別を分けず、同じ種別の枠を2人にしてもかまいません) |
| 2. 必須ペアを選ぶ | 1年次の研修医など、一緒に入る相手が必要な研修医ごとに、編集ダイアログの「必須ペア」で組める指導医・上級医を選びます。複数選ぶと、そのうち誰か1人が同じ日の当直に入るように組みます |
| 3. 研修医どうしを組ませない(必要なら) | 研修医どうしをNGペアにして、適用範囲を「当直枠のみ」にします。NGペアは人ごとの指定なので、研修医が多い場合は組み合わせの数だけ登録が必要です。「当直枠のみ」は日直にも効くため、同じ日の日直とその夜の当直にも2人一緒には入りません |
| 4. 回数の上限を入れる | 研修医の月の上限回数(当直・オンコール)を入れます |
自動作成のあと、必須ペアに選んだ相手が同じ日に入っていない研修医の当直は赤で表示されます。指導医・上級医の人数や休み希望の都合で組めない日がないか、確かめてから確定してください。
研修医の当直の体制(何年次から、誰と入るか)は、臨床研修の指針や各病院の研修プログラムを踏まえて、病院が決めます。考え方は研修医の当直表の組み方の記事で紹介しています。メディクミは、病院が決めた組み方に沿って当直表を作る道具で、その組み方が法令や指針に合っているかの判断はしません。
同日に兼任させたくない種別の組み合わせを設定したい(同じ日に兼ねられない勤務)
「設定」の「勤務の種類と担当者」の下にある「勤務の種類どうしの決まり」を開き、「同じ日に兼ねられない勤務」の「ルールを追加」から、組み合わせを禁止したい2つの勤務の種類を選びます。指定した2つは同一医師が同日に両方担当できなくなります。ルールごとに有効/無効を切り替えたり、削除したりできます。
休日OCの日勤帯/夜勤帯などを、できるだけ同じ医師にまとめたい(同じ医師に続けて任せる勤務)
「同じ医師に続けて任せる勤務」機能の設定方法、優先度の考え方、担当可否設定との違いを解説します。
当直とオンコールを、できるだけ同じ医師にしたい/逆に別の医師にしたい
専用のボタンは無く、上記2つの既存機能をそれぞれの用途に使います。
| できるだけ同じ医師にしたい | 「同じ医師に続けて任せる勤務」で当直の種別とオンコールの種別をペア登録します。優先的に同じ医師が割り当てられますが、対応できる医師がいない場合は自動的に別々の医師に分かれます(強制ではありません)。 |
| 別々の医師にしたい | 「同じ日に兼ねられない勤務」で当直の種別とオンコールの種別を組み合わせ登録します。同一医師が同日に両方を担当することが禁止されます。 |
当直どうし(当直Aと当直Bなど、同じ「勤務の種類と担当者」の中の複数の種類)が同じ医師に重複することは、中N日ルールの副作用としてすでに防がれているため、こちらは追加設定不要です。
当直・OCをやらない医師として登録したい(統計・登録人数から除外したい)
編集ダイアログの「休職・異動などで一時的に対象外にする」チェックボックスをオンにします。これにより自動生成の対象外になり、統計・登録スタッフ数(課金対象人数)のカウントからも除外されます。産休・長期研修中の医師など、当面シフトに入らない方の情報を残したまま除外する用途に使えます。
対象外にした医師は一覧の下部にまとめて表示され、「非表示にする」でリストから完全に隠すこともできます(データが消えるわけではなく、表示だけの一時的な切り替えです)。過去に割り当てた当直の記録やカレンダー表示には影響しません。復帰したらチェックを外せば元通り対象に戻ります。
医師をCSVで一括登録・更新したい
「医師管理」→「医師の一括登録・編集」→「CSV一括」タブで、「テンプレートを表示」から雛形を確認するか、既存のExcelデータを「氏名, 月間最大回数, 担当種別, 休み希望曜日, 当直希望曜日, OC希望曜日」の列順でCSV化してアップロードします。担当種別・曜日は「/」区切りで複数指定できます(例:当直A/オンコール、土/日)。
このCSV一括は全件置換のみです。アップロードした内容で医師リスト全体を置き換えるため、CSVに載っていない医師は削除されます(削除される医師はアップロード前にプレビューで確認できます)。既存データに数名だけ追加・更新したい場合は、CSVではなく同じダイアログの「新規医師登録」タブ・「既存医師編集」タブ(表形式で複数医師をまとめて編集)を使うほうが安全です。
「現在のデータを出力」で今の医師データをCSVとして書き出せます。CSVを編集して再アップロードする、という往復にも使えます。
「職員コード」列(任意)を付けると、勤怠システムの社員番号などをまとめて登録できます(勤怠システム向けの CSV に使います)。列の無い CSV で置き換えたときは、今の職員コードがそのまま残ります。
複数医師の休み希望・当直希望・OC希望日をまとめて登録したい
「医師管理」→「医師の一括登録・編集」→「希望日追加」タブを使います。医師ごとに行が並んだ表で、休み希望日・当直希望日・OC希望日をカレンダーから選んでその場で追加・削除できます。
保存すると、その時点で表に表示されている内容がそのまま反映されます(既存の希望日への追加ではなく、置き換えです)。CSVでの一括登録には対応していません。
他の科・部署に当直の応援を頼みたい・応援を出したい
同じ病院に当直表の部署が2つ以上あると、「他部署との応援」タブが使えます。応援が必要な部署は「応援を依頼する」から、依頼先の部署(選ばなければどの部署にも届きます)・当直の種類・日にち(カレンダーで複数選択、または期間と曜日でまとめて)・人数を決めて送ります。
依頼を受けた部署は「出す人を選ぶ」で医師を選びます。その日に自部署で当直・休み希望・有給の申請・別の応援がある医師や、前後の当直との間隔(中N日)・月の上限の回数を超える医師は、理由付きで選べません。依頼した部署が「受け入れる」を押すと確定します。
| 依頼した部署の当直表 | その日のその当直の欄に、応援の医師(橙色)が入ります。自動作成ではその欄を作らず、人数不足にもなりません |
| 出した部署の当直表 | 日付の横に「応」と出ます。自動作成では、その医師をその日と前後の中N日の当直に入れず、月の上限の回数にも数えます |
| マイページ・カレンダー | 応援に行く医師のマイページとカレンダー購読にも出ます(受け入れ待ちは「調整中」) |
| 取り消し・月確定・料金 | 交代制と同じです(取り消しは依頼と承認、受ける部署が確定済みの月は受け入れ不可、人数は元の部署でだけ数えます) |
医師の登録上限に達してしまった
登録済みの医師数に応じた上限があります(購入した登録枠まで。トライアル中は無制限)。上限は部署ごとではなく組織全体(複数部署を合算した人数)で判定され、達すると「医師を追加」ボタンが無効化されます。登録数を増やすと上限が緩和されます。
上限アップグレードの操作ができるのは統括管理者のみです。統括管理者以外が上限に達すると、ボタンのメッセージに統括管理者の名前が表示され、そちらへ連絡するよう案内されます。休職・異動中で当面シフトに入らない医師がいる場合は、削除せず「休職・異動などで一時的に対象外にする」設定にすると登録人数のカウントから除外でき、上限に余裕を持たせられます。
月の途中で着任・退職する医師に対応したい
着任日・退職日を専用に登録する設定はありませんが、次のように運用できます。
| 着任時 | 通常どおり医師を追加すれば、当月分から自動生成の対象になります。 |
| 退職時 | 該当医師を削除すると、それまでの割り当ては「未割当」に戻り、以降の自動生成対象からも外れます。 |
| 退職者の当月の実績を残したい場合 | 削除せず「休職・異動などで一時的に対象外にする」をオンにすると、翌月以降だけ対象から外せます。 |