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病院薬剤師の当直表の組み方|少人数でも偏らない当直・オンコールの回し方

薬剤部の当直は、少ない人数で回すため負担の偏りが起きやすい業務です。当直とオンコールの組み合わせ、間隔と回数の決め方、希望休の集め方まで、当直表を組む実務のポイントを解説します。

この記事は、病院の薬剤部で当直表を組むときの一般的な考え方を紹介するものです。宿直・日直を労働時間としてどう扱うかは、必ず顧問社会保険労務士や所轄の労働基準監督署にご確認ください。

病院の薬剤部は、夜間・休日も調剤や払い出し、医師や看護師からの問い合わせに対応するため、当直やオンコールを置いていることが多い部署です。一方で、医師に比べて人数が少ない部署が多く、当直に入れる人も限られるため、特定の人に負担が偏りやすいという悩みがよく聞かれます。少ない人数でも偏らない当直表を組むためのポイントを整理します。

1. 夜間・休日の体制と勤務の種類を決める

まず、夜間・休日をどんな勤務の組み合わせで回すかを決めます。代表的なのは次の3つです。

  • 当直:夜間に院内にいて対応する
  • 日直:土日祝の日中に院内にいて対応する
  • オンコール:自宅などで待機し、必要なときに呼び出されて対応する

平日の夜は当直、土日祝の日中は日直、夜間の呼び出しが少ない時間帯はオンコール、というように組み合わせる病院もあります。当直表の上でも、これらを別々の勤務として扱っておくと、後で回数や負担を正しく比べられます。

2. 誰がどの勤務に入れるかを決める

新人や異動してきたばかりの人は、一人で当直に入れるようになるまで時間がかかります。まだ一人立ちしていない人を当直から外す、日直だけに入れる、といった「入れる勤務」を人ごとに決めておくと、組んだ後の差し替えが減ります。

3. 回数の上限と間隔を決める

少人数で回す部署ほど、「月に何回まで」「前の当直から何日あけるか」を決めておくことが大切です。人によって月の上限回数を変える(育児中の人は少なめにする、など)こともよく行われます。

当直の翌日にそのまま通常の勤務に入る組み方が続くと、負担が大きくなります。当直の翌日の扱い(休みにするのか、早く帰れるようにするのか)も、部署のルールとして決めておきましょう。

4. 土日祝と平日を分けて公平にする

合計の回数が同じでも、土日祝の当直・日直ばかり入っている人は負担を大きく感じます。公平さは、合計の回数だけでなく、平日と土日祝をそれぞれ分けて見るのがおすすめです。月ごとだけでなく、数か月通して見ると、特定の人に土日が偏っていないかが分かります。

5. 希望休の集め方を決める

希望休の集め方があいまいだと、組んだ後に「その日は無理です」という差し替えが続きます。締め切り日、1人あたりの希望の上限日数、土日の希望の扱いなどを先に決めておくと、組む作業がぐっと楽になります。

当直中の業務と労働時間

宿直・日直のうち、ほとんど労働をする必要のない勤務は、労働基準監督署の許可(宿日直許可)を受けることで、労働時間の規制の対象外として扱えます。許可を受けていない場合や、夜間の対応が多く通常の勤務と変わらない実態の場合は、労働時間として扱う必要があります。考え方はこちらの記事で解説しています(医師を例にしていますが、許可の基本的な考え方は同じです)。

当直シフトナビでは、職種の表示を「薬剤師」に変えて使えます。当直・日直・オンコールを別々の勤務として登録し、人ごとに入れる勤務、月の上限回数、前の当直からあける日数を設定すると、それを守った当直表を自動で作れます。平日と土日祝の回数の偏りを比べながら候補を選べ、希望休はスマホから提出してもらえます。

当直シフトナビとは

職種ごとの勤務のルールに合わせて、勤務表を自動で作れます

医師の当直表に加えて、看護の2交代・3交代、薬剤師・検査・放射線の当直やオンコール、リハビリなどの休日出勤まで、職種ごとの仕組みで勤務表を作れます。

  • 看護の2交代・3交代の勤務表を自動作成(夜勤明けと公休は分けて集計)
  • 当直・オンコールの間隔や月の上限回数を守って自動で割り当て
  • 希望休はスマホから提出、自動で反映
  • 職員ごとの勤務回数を月単位で一覧